サンプル画像

更年期は、エストロゲン不足にからだが慌てている状態

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • Buzzurlブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する

多くの女性は、40代に入ると卵巣の働きが衰えて、エストロゲンの分泌量が急激に低下していきます。これにより、これまで正しく行われていた視床下部→下垂体→卵巣の連携が大きく崩れてしまうのです。

脳の視床下部は、血液中に流れ込むホルモン量をチェックしていますから、エストロゲンが不足すれば、これに驚いて情報の伝達役の性腺刺激ホルモンを懸命に分泌するようになります。つまり性腺刺激ホルモンを多く分泌することに上って、卵巣に「もっとエストロゲンを出しなさい」と矢の上うな催促をするようになるのです。しかしどんなに催促されても、卵巣はもうその命令にこたえることができません。エストロゲンの分泌量はさらに減っていきます。

こうした状態が続くと、視床下部は「なぜ命令に従わないのか」とあわてます。そしてその混乱は、同じところに中枢をもつ自律神経にも飛び大してしまうのです。

自律神経というのは、体温や発汗、呼吸や消化、脈拍、血圧などを自動的にコントロールして一定に保つ働きをしている神経です。たとえば、汗をかいて体温を下げたり、緊張すると動悸が高まるのも自律神経の働きなのです。その自律神経が乱れるために、暑くもないのに大汗をかいたり、じっとしていても動悸が起こるなど、からだのあちらこちらにひずみが出てきます。これが更年期の比較的初期に起こりやすい不調の正体。ホルモンのバランスが大きく崩れるこのころは、おもに血管運動神経系や精神神経系の症状が現れます。