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更年期は誰しもが通る変化のときです

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「更年期はつらい」という先入観をあらためましよう

あなたは更年期にどんなイメージをもっていますか?「できれば避けて通りたい感じ」ですか?「更年期障害のつらいイメージがあっていやだなあ」と思う人も多いかもしれません。

更年期は、閉経を迎える時期であることから「もう女ではなくなった」というとらえ方をされたり、女性がイライラした態度をみせると「更年期なんじやないの」と侮蔑的にいわれたり。これまで「更年期」という言葉には、あまりいいイメージがありませんでした。医学的にも更年期症状のメカニズムが解明されていなかったために、「不定愁訴(ひとつの疾患として特定できない不調)」とひとくくりにされて、不調をがまんして過ごす人も多かったのです。

でも現在は違います。更年期特有の不調は、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)の低下に上って引き起こされることが解明され、その症状はHRT(ホルモン補充療法)などの治療で改善できることがわかっています。まず、更年期=更年期障害、そして「更年期はつらい時期」という考えを捨ててみませんか。更年期は自然なからだの変化の一過程にすぎないのです。

 

卵巣の衰えは35歳過ぎから。45歳を過ぎたら、更年期世代

女性の一生には、初経(初潮)、妊娠、出産、閉経といった大きなからだの節目があります。こうした女性特有のからだのリズムと深くかかわっているのが、卵巣の働きです。

卵巣は、思春期に初経を迎えたときから活発に働き出して、女性ホルモンを分泌しはじめます。さらに、卵巣の機能が成熟して女性ホルモンが活発に分泌されるようになると妊娠、出産が可能な状態になります。この時期が性成熟期です。性成熟期は、卵巣機能が低下するまで続きます。

卵巣機能の低下は、早い人では30代後半、遅い人でも40代前半ころからはじまり、やがて月経が止まって「閉経」を迎えます。

「更年期」とは、一般に閉経前後の約10年間ほどの期間をさします。この時期は、卵巣機能の低下から、女性ホルモンの分泌量が減ってくるために、あとで述べるさまざまな症状が現れてきます。

更年期を過ぎると、いわゆる老年期と呼ばれる時代に入ります。このころになると卵巣の機能は完全に停止しますが、女性ホルモンは副腎などからわずかながら分泌されています。そしてからだのほうも、女性ホルモンのなくなった状態に徐々に釧れてきます。